第318回岩手眼科集談会

【 更新日:2013/03/27 】

瀬川 博子・小笠原 孝祐・波岡 聡子・高野 美代・小野寺 毅
眼圧値に及ぼす角膜厚の影響

当院において近視矯正手術LASIKを施行した患者のうち、術前、術後の眼圧の経過観察が可能であった419人814眼(男性167人、女性252人)を対象として、術前の角膜中心厚(以下CCT)と眼圧値との関係ならびに術後の眼圧値と角膜切除量との関係について非接触型眼圧計による値をもとに検討した。CCTはDGH社製パキメーターDGH-500Rを、眼圧測定にはNIDEK社製NT-4000Rを使用した。眼圧とCCTとの関係について回帰分析を行ったところ、角膜厚が10μm厚くなるごとに眼圧は0.32mmHg上昇すること、また、LASIK後の切除量との関係については、10μm切除するごとに眼圧は0.35mmHg低く測定されることが明らかとなった。今回の研究から、眼圧へのCCTの影響は、非接触型眼圧計の測定でも明らかとなり、緑内障患者の眼圧値を評価する上でCCT測定が重要であることが再認識された。

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