第46回日本白内障学会総会

【 更新日:2013/03/27 】

第22回日本眼内レンズ屈折手術学会総会兼用

2007年6月29日~7月1日

 

小笠原 孝祐・小野寺 毅
LASIK術後に角膜上皮下混濁(haze)を生じた4症例

目 的
 LASIK術後1ヶ月から3ヶ月目に角膜上皮下混濁(haze)を生じた4症例5眼を経験したので報告する。

症 例
 年齢は30歳から46歳、矯正度数(等価球面度数)は-6.25D~-10.75D(角膜切除量92μm~125μm)、マイクロケラトームはニデック社製MK2000、エキシマレーザー手術装置はニデック社製EC5000を使用した。術前角膜形状と角膜厚に問題はなかったが、術中、テクノロジー社製PachetteRを用いて測定したフラップ厚は50~79μmのthin flapが3眼、他の2眼は106μmと113μmであった。この2眼は、フラップ縁に術中上皮欠損を生じた。全例において術後1週目までクラビットR、ヒアレインミニ(0.3)R、0.1%フルメトロンRの点眼治療を行い、1.0以上の裸眼視力を得た。その後は、ヒアレインミニ(0.3)R点眼のみ継続していたが、術後1ヶ月から3ヶ月目にFantes分類Stage1程度のhazeを瞳孔領に生じ、2段階程度の視力低下が認められた。hazeはステロイド点眼治療約2ヶ月で全例において消失した。

結 論
 LASIKにおいても、術後にhazeを生じる可能性があることを念頭におく必要がある。その成因としては、thin flapや上皮欠損が上皮基底膜に影響を与え、これが契機になり角膜実質の線維性変化が起こりhazeが形成されたのではないかと推定された。

一つ前のページへ戻る

TOPへ